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濁音長音促音撥音…

昨日は、台湾から通訳者のSさんがレッスンを受けに来てくださいました。
実は初めてお会いするのに、途中で道に迷っていた彼女のことを、遠くからでもすぐにわかって声をかけました。何度もメールでやりとりして、この数日彼女のことを考えていたので、エネルギーでわかったのかな!?


遠方からお越しということで、Sさんにはあらかじめ音声を送ってもらい、

  ●濁音  
    例 「がけ上の学校の頑固な学生が、ガラス戸をガンガンたたいて ガリガリ先生に 
       がみがみがなられた。」
  ●長音  
    例 「大男は王女を思い、 おどおどおろおろ 後を追う。」
  ●促音  
    例 「やっこさん さっき陸橋で国会議員にぶつかった時 ズックの日記帳をひったくった。」
  ●撥音  
    例 「新品の金歯が痛んで せんべいも食べられず もんもんとして 安眠できない。」


が脱落して、音拍が乱れがちになることがわかっていました。
初回の今回は、まずこの問題を直してしまおうと、徹底的に拍が乱れないようにトレーニングしました。

日本人が英語のRやLが苦手なように、これらの音は、一般的に中国語が母語の方にとってむずかしく感じる発音のようですね。
また、日本語の高低アクセントをつける時も、中国語のようにふわ~っんと音が下がってしまうところもネックになっているようです。

通訳者の人は、語学能力が高く(あたりまえか)耳もいいので、言わんとしている事をすぐに理解されるところが、いつもすごいなあと思います。
練習に取り組む意欲も継続する根性も、通訳訓練によって培われている人が多いので、打てばひびくというかんじです。
ナレーターと同じで、通訳の方も専門職な分、「オタク」的要素もあるのかな!?

日本語がアウトプットの通訳では、日本語ネイティブと競争することになり、外国語母語の方には大変です。が、わざわざ京都まで足を運んでくださるやる気と、賢さがあるから、きっといつか課題もクリアしてしまうのでしょう。
Sさん、応援しています。がんばってくださ~いよお~!

ところで…
俳協ボイスのクラスなどでも感じるのですが、この撥音促音長音などは、関西の人も苦手なひとが多いようです。
塩原慎次郎先生著「声を出して読む日本語の本」(創拓社出版)の250ページにも、

   外国人が難しいという、撥音促音長音を、不思議なことに関西人も共通語取得時に苦しむのです。
  
という一行があります。
みなさん、この滑舌文、読めますか!?

●濁音  
    例 「がけ上の学校の頑固な学生が、ガラス戸をガンガンたたいて ガリガリ先生に 
       がみがみがなられた。」
  ●長音  
    例 「大男は王女を思い、 おどおどおろおろ 後を追う。」
  ●促音  
    例 「やっこさん さっき陸橋で国会議員にぶつかった時 ズックの日記帳をひったくった。」
  ●撥音  
    例 「新品の金歯が痛んで せんべいも食べられず もんもんとして 安眠できない。」

by mihotodoroki | 2010-06-02 12:30 | つぶやき