轟美穂の今日のボイコネ! mihotodo.exblog.jp

轟美穂の活動記録 info@voiceconnection.net


by mihotodoroki

「ザ・テノール 真実の物語」を観てきました!

枚方市で上映があるというので、遅ればせながら、やっと今日「ザ・テノール 真実の物語」を観てきました。
伊勢谷さん大好き♪ な生徒さんをお誘いして。
昨年封切られた時は帰国したばっかりで忙しくて行けず、悔やんでいたので本当にうれしい!!!

   映画の詳細 → 「ザ・テノール 真実の物語」 公式サイト
 
       
「ザ・テノール 真実の物語」を観てきました!_a0063096_2161614.jpg


甲状腺ガンの手術により、声を失った天才テナーのベ―・チェチョルさんが、周囲の支えで不可能と言われた歌声を取戻し、歌手として再生してゆくというストーリーです。

ベーさんはがんの手術により片側の声帯と、右側の横隔膜の神経が切断されてしまうという、歌手として最大の悲劇に見舞われますが、一色信彦先生による甲状軟骨形成術でなんとか発声機能を取戻し、その後の厳しい自己訓練を経て、見事に歌手として復活します。

私はやっと見られた、という嬉しさもあり、一色先生からずっとべーさんのお話を聞いていたこともありで、映画がはじまったとたん感動、甲状軟骨形成術の術中に「歌ってみて」と言われてベーさんが口ずさむシーンで涙ボロボロになりました。

京都ボイスセンターがあった頃、一色先生が監修で撮影現場に行かれたことも覚えています。
診察室のシーンで、先生がいつも使っている喉頭模型や、気流検査の機械を見つけて嬉しくなったり。

映画全編を通して、「決してあきらめるな」 「信じる気持ちを貫け」というメッセージが繰り返されます。
周囲の理解が得られらなかったり、困難に見舞われても、長期的なビジョンを持って信じる道を進むことの
大切さを教えてくれる映画です。
べーさんご本人も、支えてこられたプロデユーサーの輪島さんも、リスクを超えて執刀された一色先生も、あきらめずに取り組まれた姿勢がすごいな~と、聞いてはいたものの、映画を観てさらにその思いを強くしました。
凡人にはなかなか達成できないのではないかと思います。
日ごろお会いしている一色先生のすごさも再認識いたしました。

ところで一色先生は、べーさんの話をされるときにいつも
「この道はいつか来た道」
とおっしゃいます。
「道」は神経の事で、発症前に長期にわたり専門のトレーニングを積み、卓越した歌唱スキルを持っている方だからこそ、普通の人にはできないような独自のリハビリが達成できたのではないか、という意味だと理解しています。
特に神経が切れたはずの右の横隔膜が動いたのはすごいね~、べーさんだからだね、と話されています。
映画を見て、べーさんの生歌を聞いてみたい!お会いしてみたいという思いを強くしました。

関西は来月兵庫で上映されるようです。
「ザ・テナー 真実の物語」の上映場所や時間は、公式サイトにアップされています。
興味がある方は見てみてくださいね。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

Please visit our web site! 
voice connection
http://www.voiceconnection.net/

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆
by mihotodoroki | 2015-10-29 02:49 | つぶやき